このケーススタディで設計したものは何ですか?
キャラクターと物語を扱う小規模サイトについて、読者の入口、情報のまとまり、更新単位を設計しました。完成済みの設定資料を並べるのではなく、公開できる情報だけで最小構成を作り、あとから人物・作品・制作記録を追加できる形にしています。
| 設計対象 | 最初に決めたこと | 後回しにしたこと |
|---|---|---|
| ホーム | 誰の、どんな作品世界か | 長い制作年表 |
| 人物 | 初見で理解してほしい役割 | 全設定・細かなプロフィール |
| 世界観 | 作品を読む前に必要な前提 | 用語辞典の網羅 |
| 制作記録 | 何を判断し、何を変えたか | 毎日の短い進捗 |
最初の一文はどう決めましたか?
「このサイトは、誰が、何を知るための場所か」を一文で書き、その一文に直接関係しないページを最初の公開範囲から外しました。この一文はキャッチコピーではなく、情報を載せるか迷ったときの判断基準です。
たとえば「初めて作品を知った人が、中心人物と物語の入口を理解し、第一話へ進める場所」のように書きます。ここに入らない制作環境や詳細設定は、公開後の追加候補として保留しました。
情報をどの単位に分けましたか?
読者が知りたい順番と、制作者が更新する単位の両方を使って分けました。情報量だけでページを分けると、短いページが増えたり、逆に役割の違う情報が一つに混ざったりします。
- 入口作品の概要と、次に読む場所を示す。
- 人物物語上の役割、関係、最初に覚えてほしい特徴を示す。
- 世界観物語を理解するために必要な前提だけを示す。
- 作品漫画・小説・動画など、実際に読むものへ案内する。
- 制作記録設計や変更の理由を、作品本文と分けて残す。
小さく公開するために何を削りましたか?
内容のない予定ページ、更新できないニュース欄、説明が重複するプロフィールを削りました。将来必要になりそうでも、今の読者に答えを返せないページは公開しません。
公開したもの
- サイトの目的と対象読者
- 作品世界の短い概要
- 中心人物または作品への入口
- 問い合わせ・運営情報
公開しなかったもの
- 本文のないキャラクター個別ページ
- 更新予定だけを書いたカテゴリ
- 読者の行動につながらない設定一覧
- 運用できない毎日更新の約束
この事例から何が確認できましたか?
小さな公開範囲でも、ページごとの役割と追加条件を先に決めれば、未完成の空ページを作らずに拡張できます。ただし、この事例は一つの小規模サイトに基づくため、すべての作品形式に同じ構成が適用できるとは限りません。
| 主張 | 対象条件 | 根拠 | 限界 |
|---|---|---|---|
| 最小構成でも公開できる | 入口となる作品・人物が一つ以上ある | 実制作で空ページなしの初期構成を作成 | 大人数IPや会員機能は未検証 |
| 更新単位で分けると育てやすい | 人物・世界観・記録の更新頻度が異なる | 役割別にURLとページ責任を分離 | 更新頻度そのものの効果は未計測 |
よくある質問
設定が少なくても作品サイトを公開できますか?
公開できます。最初は作品の概要、中心人物、読者に最初に知ってほしい世界観だけで十分です。未完成の項目を空ページにせず、内容が整ってから追加します。
キャラクターごとに最初からページを分けるべきですか?
人物が少ないうちは一覧ページで始められます。説明が長くなった、固有の作品や関係性へのリンクが増えた、更新単位を分けたい、のいずれかが起きた時点で個別ページへ分けます。
デザインと情報設計はどちらを先に決めますか?
情報設計を先に決めます。読者の入口、読む順番、ページの役割が決まると、必要な見た目と部品を判断しやすくなります。