アフィリエイトのPR表記は、広告があることを読む前に伝える
初めてブログに広告リンクを置くと、「広告を含みます、と書けばいいのかな」「どこに置けば邪魔にならないかな」と迷います。まず考えたいのは、商品を紹介する文章を読む人が、広告としての紹介だと分かることです。
アフィリエイトは、リンク経由の購入や申込みなど、決められた成果に応じて報酬が発生する広告の仕組みです。「PR」はその関係を知らせる表示の一つ。初めて見る人にも伝わるよう、ブログでは「広告」や「アフィリエイト広告」という言葉を添えると説明しやすくなります。
消費者庁のQ&Aでは、冒頭に広告利用の説明があっても、文字の大きさや色を含め、ページ全体で広告だと明瞭に分かることが必要とされています。特定の一文を書くだけで、どんな表示も問題なくなるわけではありません。消費者庁「ステルスマーケティングに関するQ&A」Q13
「広告を含みます」の例文は、紹介の関係に合わせて選ぶ
次は、ブログへ入れる文章の例です。商品をもらっていないのに提供を受けたと書くなど、実際と違う説明はしません。広告リンクの掲載、商品の提供、依頼を受けた記事を分けて考えます。
| どんな記事か | 表示文の例 |
|---|---|
| アフィリエイト広告を掲載する | この記事にはアフィリエイト広告を掲載しています。 |
| 広告主から商品の提供を受けて紹介する | 広告:この記事で紹介する商品は、○○社から提供を受けています。 |
| 広告主の依頼で制作する | PR:この記事は○○社の依頼を受けて制作しました。 |
複数の関係があれば、その内容も伝えます。たとえば提供された商品の紹介にアフィリエイトリンクも使うなら、提供元と広告リンクの掲載を両方説明します。「応援リンクです」だけでは、報酬が発生する広告なのかが伝わりにくくなります。
A8.netは、広告だと分かる文言と、記事上部など読者が認識できる位置での表示を案内しています。提携先から指定の文言が届いている場合は、それも反映します。A8.netのPR表記の案内
ブログのPR表記はどこに置く?タイトル右下へ移した実例
CBAでは、当初「広告(PR)」を記事タイトルのすぐ横へ置いていました。ところがスマホでは、その分だけタイトルの横幅が狭まり、改行が増えていました。今回、タイトルの次の行の右端へ移しています。
変更前・変更後を切り替えると、同じページの同じ場所を比べられます。
変更後は「タイトルを読む→広告の表示を見る→導入を読む」という順番です。PRはスマホでも12px、背景に埋もれない濃い色にしました。これはこのサイトで採用した表示値であり、12pxや右下という位置が法律で指定されているわけではありません。
比較ではタイトルの下線も追加しています。以前の横並びが違法だったという例ではなく、記事タイトルの読みやすさと広告表示の場所を一緒に直した記録です。長い説明文を置く場合は、下の例のように別の行にして、スマホで自然に折り返せるようにします。
PR表記は、プライバシーポリシーへのリンクだけで済ませない
広告を利用する方針をプライバシーポリシーへまとめておくと、詳しい説明を繰り返さずに済みます。ただ、そのページを開かない読者にも、今読んでいる記事に広告があることは伝えたいところです。
CBAでは記事上に「広告(PR)」を表示し、そこから詳しい方針へリンクしています。表示をクリックしなければ広告だと分からない形にはしません。ブログ全体の方針と、各記事を読む場面での短い表示を、それぞれ用意する考え方です。
また、広告主が依頼したコメントを独立した第三者の感想のように見せている場合などは、冒頭の表示だけで関係が伝わるとは限りません。消費者庁のQ13も、その部分の近くで関係を明らかにする必要があると説明しています。文末へ一律に同じ注意書きを足すより、誤解が生じる箇所の説明を直します。
アフィリエイトのPR表示をHTML・CSSで入れる例
手作りのサイトなら、タイトルの後ろ、導入の前に表示文を一つ置きます。次はCBAの短い表記より説明を増やした、初心者向けブログの記入例です。
<header class="article-header">
<h1 class="article-title">記事のタイトル</h1>
<p class="article-pr">この記事にはアフィリエイト広告を掲載しています。</p>
<p class="article-intro">この記事の短い説明が入ります。</p>
</header> .article-title { margin: 0; }
.article-pr {
margin: 12px 0 24px;
text-align: right;
font-size: 13px;
line-height: 1.8;
color: #40513f;
}
.article-intro { margin: 0; } この例の文字は13pxです。長い文は折り返すので、タイトルと横幅を取り合いません。右寄せで読みにくければ左寄せでもかまいません。位置の好みよりも、文章が欠けず、何の表示か読めることを優先します。
WordPressなら、まず使っているテーマの記事設定に広告表示の項目があるかを調べます。ある場合はそこで文言を設定し、ない場合は記事上部の共通部品へ追加します。記事ごとに貼る方法では入れ忘れや文言のばらつきが起きやすいため、全記事に表示するか、広告がある記事で表示するかも一緒に決めます。
広告がない記事だけを非表示にする場合は、本文のリンクだけで判断しないようにします。共通の広告枠や、依頼を受けた紹介があるかも含めて表示対象を整理します。
PR表記の追加をAIに頼むときは、位置と表示対象を渡す
「PRを付けて」だけでは、タイトルの中へ入るのか、横に並ぶのかが決まりません。今回のように右下へ置きたいときは、次のように頼めます。
[ブログのURL]の記事に広告の説明を追加してください。 表示文は「この記事にはアフィリエイト広告を掲載しています。」です。 対象は[全記事/広告を掲載している記事]です。 記事タイトルの文字列には混ぜず、その次の行の右端へ置いてください。 タイトルは本文と同じ横幅を使い、導入文との間にも余白を残してください。 スマホで文が折り返しても、文字を小さくして押し込まないでください。 本文を開けば表示が読めるようにし、詳しい広告方針へリンクしてください。 既存のPR表示と二重になっていないか、長いタイトルの記事でも確認してください。
反映後は、スマホで実際の記事を一つ開いてみます。タイトルのあとに広告の説明が読めるか、本文へ進む前に意味が伝わるか、既存の表示と重なっていないか。この三つを見てから、共通の表示にします。
タイトルや章の見出しそのものを見分けやすくしたい場合は、見出し装飾の変更前後も参考にできます。
