2018年6月、オランダはアムステルダムにて開催されたワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC)において、9位になったロシア代表のリリヤ・ガデルシナ{Lily(Liliya) Gadelshina}バリスタのプレゼンテーションを紹介します。
スポンサーリンク
DoubleB Coffee&Teaの(←ロシアサイトです)リリヤ・ガデルシナ バリスタは、2003年のWBCのIRINA PUZACHKOVAバリスタ以来15年ぶりにセミファイナリストになりました。
ミルクビバレッジにはミルクを合わせることで光るコーヒーを選択し、エスプレッソとシグネチャービバレッジではパナマの華やかなコーヒーを選択するなど、バリスタとしての選択がはっきりと見えるプレゼンです。
私の言語力の問題で所々理解できておりませんので、詳細内容は内容確認中です。
WBC 2018 – リリヤ・ガデルシナ-9位プレゼン動画
詳細はワールドバリスタチャンピオンシップ2018の詳しい動画視聴方法をご確認ください。
WBC 2018 -リリヤ・ガデルシナ-9位プレゼン概要
使用コーヒー1:ケニア・ムランガ・エクスペリメンタル・ナチュラル
- ミルクビバレッジに使用
- 国:ケニア
- 地域:ムランガ (Muranga County )
- 2017年12月収穫のロット
- プロセス:試験的なナチュラルプロセス
- 摘み取り後、袋に入れて日光のもとに置く
- 3日から5日後、袋を開け、洗浄。
- 1次発酵は少ない水量でできる。
- 1日日光にて乾燥させ、その後日陰にて乾燥。
- 甘さとレーズン、チョコのような濃厚なフレーバーをもたらす。
焙煎について
- 7日前焙煎
- 焙煎時間:9分
- デベロップメントタイム:15%
→風味をハイライトする焙煎プロファイル。
使用コーヒー2:パナマ・ゲイシャ・アナエロビック・ファーメンテーション
- エスプレッソコースに使用。
- 国:パナマ
- 地域:ボケテ
- 品種:ゲイシャ
- 標高:1800m
- プロセス:アナエロビック・ファーメンテーション(フィンカ・デボラのジェイミソン・サベージ氏が協力)
WBC 2018 -リリヤ・ガデルシナ-9位プレゼンの流れ
- ミルクビバレッジ
- エスプレッソコース
- シグネチャービバレッジ
イントロダクション
- ジャッジに目を閉じるように指示し、目の前にグラインドしたコーヒーを置く。
- アロマを感じとり、記憶しながら話に耳を傾けるように指示。
- 話が一段落した後、目を開けるように指示し、アロマを説明。
- アロマ:ラム、ダークレーズン、70%ダークチョコレート、チェリー、サンドライのバナナ、アイリッシュコーヒー
ミルクビバレッジ
- ケニア・ムランガのコーヒーを使用。
- 初めてこのコーヒーを飲んだ時は、心地の良いものではなかった。
- エスプレッソでは苦みと酸味で小さい子供がレモンを食べた時のように顔が歪んだほどだった。
- 当時はこのコーヒーを理解しておらず、シロップやフレッシュなどを入れて、キャラメルモカチーノのようにして飲んでいた。
- 残念な経験をポジティブな経験に置き換えたかった。
- 実験的なナチュラルプロセスが取り入れられたこのコーヒーを飲んでとても驚いた。
- ミルクと合わさることで、とてもユニークな風味になる。
レシピ
- 粉量: 20 g
- 抽出量: 36 g
- ミルク: 低乳糖ミルク
- 温度:50℃
- カップサイズ: 110 ml
ディスクリプタ
- フレーバー:ダークレーズン、70%ダークチョコレート、日光で乾燥させたバナナ、アイリッシュコーヒーの風味
エスプレッソコース
- フレーバーがあり、シトラスの風味があり、複雑な酸があり、自然な心地よい甘みのあるコーヒーを探していた。
- ゲイシャ種が近いことが分かった。
- 多くの地域のゲイシャ種を試し、エスプレッソにしたときに、ボディとバランスが良いものをパナマに発見した。
レシピ
- 粉量: 21 g
- 抽出量: 50 g
- 冷たいカップを使用してフレーバーを開く。
ディスクリプタ
- ポメロ、アプリコット、ジャスミン、白茶
- ミディアムボディ、ラウンド、スムース、長く続くアフターテイスト
インストラクション
- 5,6回グラスを回すこと。
シグネシャービバレッジ
エスプレッソにあるフレーバーの副材料を使用して、シンプルにフレーバーを開き、調和したドリンクを作成。
エスプレッソ
- パナマ・ゲイシャを使用。
- 吸引ろ過装置を使用することで、よりクリーンさとラウンドさをもたらす。
材料1:アプリコットソース 28 g
材料2:ポメロソース 28 g
- 両方ともアナエロビック・ファーメンテーションプロセスして作成。
- 42℃で管理。
- リンゴ酸とクエン酸を発達させる。
シグネチャービバレッジの工程
- エスプレッソを吸引ろ過機に通して、冷やしておく。
- 材料を混ぜて、窒素を充填する。
- エスプレッソをグラスに加えて、その上に副材料を加える。
- 15℃で提供。
ディスクリプタ
- 1口目:ジャスミン、白茶、ピーチ
- 5,6回スワリングすると、チョコレートリキュール、ネクタリン、エルダーフラワー
インストラクション
- スポイトにいれたポメロの香りをかぐこと。
関連記事
ワールドバリスタチャンピオンシップ2018まとめ
ロシア代表プレゼン
スポンサーリンク
コメントを残す