ワールドバリスタチャンピオンシップ2015の結果とプレゼンまとめ

ワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC)2015のファイナリスト、セミファイナリストを含む上位12名のランキング結果とプレゼンテーションを紹介した記事をまとめて紹介します。

各記事にてプレゼンテーション動画も確認できます。

今見ても学びの大変多いプレゼンテーションです。

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 優勝
オーストラリア代表 ササ・セスティック

ササ・セスティックバリスタは、ウォッシュト・カーボニック・マセレーションという赤ワインの特別な醸造法で知られる炭酸ガス浸潤法からヒント得た新しいプロセスを紹介しています。

コロンビア・ラス・ヌベス農園のスダンルメを使用しています。

シグネシャービバレッジでは、シラー(グレープ)、ブラックプラム、パネラシュガーを使用して、ワインメーカーのテクニックを応用したドリンクを作成しています。

ササ・セスティック｜ WBC 2015 – 優勝-オーストラリア代表のプレゼンテーション概要

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 2位
アメリカ代表 チャールズ・バビンスキー

チャールズ・バビンスキーバリスタは、ホンジュラス・エル・オコティーヨとエチオピア・イルガチェフェの２種類のコーヒーを使用しています。

他のバリスタが華やかなパフォーマンスとともに最新技術や珍しい品種の話をする中で、チャールズ・バビンスキーバリスタの内容は、現実的でリアリスティックな内容です。

シグネシャービバレッジでは、パインの木の蜜、ジュニパーシロップ、グレープフルーツジュースを使用し、ホンジュラス・エル・オコティーヨの複雑さを引き上げたドリンクを作成しています。

チャールズ・バビンスキー｜WBC 2015 -2位-アメリカ代表のプレゼンテーション概要

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 3位
カナダ代表 ベン・プット

ベン・プットバリスタは、コスタリカ・タラス・エル・ピロン・品種モカの２種類のプロセスの異なるコーヒー豆を使用しています。

バキュームシーラーを使用して、ペーパーフィルター抽出にはない余分な苦みを取り除く方法を提案しています。

シグネシャービバレッジでは、ホームメードペクチン、オレンジマーマレード、パッションフルーツ、パイナップル、ホップを使用し、トロピカルなドリンクを作成しています。

ベン・プット｜WBC 2015 -3位-カナダ代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 4位
香港代表 ダウン・チャン・クン・ホー

ダウン・チャン・クン・ホーバリスタは、コロンビア・セロ アズールのゲイシャ種を使用しています。

スゥヴィー（sous vide）というフランス料理で開発された真空調理法を用いて、フレーバーとボディを最大限引き出す方法を紹介しています。

シグネシャービバレッジでは、ワシントンアップルジュース、アマリロ、レディグレイ、ドライアイスを使用して、オリジンの持つフレーバーに新たな一面を発見できるドリンクを作成しています。

ダウン・チャン・クン・ホー｜WBC2015-4位-香港代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 5位
イギリス代表マックスウェル・コロナ・ダッシュウッド

マックスウェル・コロナ・ダッシュウッドバリスタは、コロナ＆スモールズ（Colonna & Smalls）を経営しています。

コロンビア・ガイタニア・トリマ・カツーラを使用し、スコアシートとバリスタ大会の限界について言及しています。

シグネシャービバレッジでは、ザクロ、クランベリー、ブラックベリーの皮、クルミ、ブラウンシュガー、クズウコンを使用し、コロンビア・ガイタニア・トリマ・カツーラとのシナジーを楽しむドリンクを作成しています。

マックスウェル・コロナ・ダッシュウッド｜WBC2015 -5位-イギリス代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 6位 
フランス代表 シャーロット・マラバル

シャーロット・マラバルバリスタは、エルサルバドル・アパネカ・イエローブルボンを使用し、コーヒーができてからカップに至るまで、温度による風味の変化を説明しています。

ています。

シグネシャービバレッジでは、イエロープラム、ドライピーチを使用し、ホットドリンクとコールドドリンクを合わせたドリンクを作成しています。

シャーロット・マラバル｜WBC 2015-6位-フランス代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 7位
日本代表 岩瀬 由和

岩瀬 由和バリスタは、ナインティプラス社ゲイシャ・エステートのコーヒーを使用しています。

ナインティプラス社（Ninety Plus）のジョセフ・ブロドスキ氏（Joseph Brodsky）と美味しいコーヒーとは何かについて話し合い、生まれた新しい精選処理を紹介しています。

シグネシャービバレッジでは、リンゴ、ゲイシャ種のフラワーシロップを使用し、「格別なコーヒーに必要な３要素」をより引き出したドリンクを作成しています。

岩瀬由和｜WBC 2015 -7位-日本代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 8位 
イタリア代表 ジャコモ・ヴァネリ

ジャコモ・ヴァネリバリスタは、コロンビア・フィンカ・ブエナビスタ・カツーラとボリビア・フィンカ ・デイビッド・ビルカ・カツーラの２種類のコーヒー豆を使用しています。

シグネシャービバレッジでは、エスプレッソの新しいフレーバーを引き出すのではなく、ネガティブな要素を取り除き、ポジティブな要素を増幅させることで、エスプレッソコースのエスプレッソをさらに複雑に進化させたドリンクを提供しています。

ジャコモ・ヴァネリ｜WBC 2015 – 8位-イタリア代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 9位
フィンランド代表 カレ・フリーゼ

カレ・フリーゼバリスタは、コーヒーの説明の仕方が異なるという問題点を指摘しました。

そこで2種類のコーヒーを使用し、それぞれコンフォート(comfort)とアドベンチャー(adventure)と定義し、共通のメニューを作り、コーヒーの説明の仕方を業界全体でシェアすることでスペシャルティコーヒー業界をより成長させることができると説明しています。

エルサルバドル・フィンカ・ラ・イルジオンとマワウィ・ミセセ農協を使用しています。

ミルクビバレッジ、シグネシャービバレッジ、エスプレッソの順で進めて、お客様に段階を踏んだアプローチでストレスを軽減しつつ、会話を生み出し、チャレンジングな風味を持つエスプレッソへアプローチしやすくするための工夫がなされています。

シグネシャービバレッジでは、グレープフルーツのゼスト、桃仁、カカオニブ、グリセリン、マンゴーピュレを使用し、コンフォート(comfort)からアドベンチャー(adventure)への架け橋となるドリンクを作成しています。

カレ・フリーゼ｜WBC 2015 – 9位-フィンランド代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 10位
チェコ代表 アダム・ノイバウアー

アダム・ノイバウアーバリスタは、コロンビア・ウィラ・サン・セバスチャン・ウォッシングステーションのカツーラとエルサルバドル・ラ・イルジオンのブルボンの２種類のコーヒー豆を使用しています。

シグネシャービバレッジでは、塩キャラメルとタマリンドのシロップを使用しています。タマリンドのシロップ

をドリンクに混ぜるのではなく、グラス上部に塗布することで、時間を経てドリンクをシナジーを生むドリンクを作成しています。

アダム・ノイバウアー｜WBC 2015 – 10位-チェコ代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 11位
ノルウェイ代表 アレキサンダー・ハンセン

アレキサンダー・ハンセンバリスタは、ホンジュラス・サンタ・バーバラのモレノファミリーのコーヒーを使用しています。

モレノファミリーは、父と息子でそれぞれの農園を持っています。

マイクロクライメイトによるフレーバーの影響と、コーヒーの繋がりによるフレーバーの進化についてプレゼンテーションを行っています。

グネシャービバレッジでは、グリーンレーズン、コーヒーチェリー、パームシュガーを使用し、父 ミゲル・モレノの農園の複雑な酸と甘みをハイライトしたドリンクを作成しています。

アレキサンダー・ハンセン｜WBC2015-11位-ノルウェイ代表のプレゼンテーション概要 

ワールドバリスタチャンピオンシップ 2015 12位 
シンガポール代表 ジョン・リャン・ティン

ジョン・リャン・ティンバリスタは、パナマ・フィンカ・サンタ・テレサ農園のゲイシャを使用しています。

焙煎度合いをドリンクごとに変更し、同じコーヒー豆を使用して、エスプレッソ用とカプチーノ用のコーヒーに仕上げています。

グネシャービバレッジでは、アールグレイティ、バニラビーンズ、ピーチ、リュウゼツラン、ミルクを使用し、エスプレッソコースで感じるフレーバーとミルクビバレッジで感じるフレーバーをともに引き出し、そのコンビネーションの体験できるドリンクを作成しています。

ジョン・リャン・ティン｜WBC 2015-12位-シンガポール代表のプレゼンテーション概要 

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