2015年のワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC) にて12位に入賞したシンガポール代表、ジョン・リャン・ティン(John Ryan Ting)バリスタのプレゼンテーションを紹介します。
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ジョン・リャン・ティンバリスタは、シンガポールのA.R.C Coffeeの統括マネージャーです。
パナマ・フィンカ・サンタ・テレサ農園のゲイシャを使用しています。
WBC 2015,12位 – ジョン・リャン・ティン-プレゼン概要
WBC出場経験後、2回WBCのジャッジを経験。
今日まで学んだことをシェア。
焙煎度合いをドリンクごとに変更し、同じコーヒー豆を使用して、エスプレッソ用とカプチーノ用のコーヒーに仕上げている。
使用コーヒー:パナマ・フィンカ・サンタ・テレサ
- 国:パナマ
- 地域:フィンカ
- 農園:サンタ・テレサ
- 生産者:トビー・スミス
- 品種:ゲイシャ
- プロセス:ナチュラル
- 標高:1680m
- エイジング:9日
- マイクロクライメイト、火山性土、20度~40度までの温度変化(ゆっくりとした熟成)
- 同じパマナ・フィンカ・サンタ・テレサを使用し、ドリンクに応じて焙煎を変更
WBC 2015,12位 – ジョン・リャン・ティン-プレゼンの流れ
- エスプレッソコース
- ミルクビバレッジ
- シグネチャービバレッジ
エスプレッソコース
- 焙煎:優しく火入れ、12分30秒:1ハゼ、2分30秒後まで焙煎
→甘み、クラリティ
アロマ
バニラの花
フレーバー
- ライムの酸味
- ドライピーチ
- リュウゼツランのネクター
アフターテイスト
アールグレイティー
ミルクビバレッジ
- 焙煎:11分30秒:1ハゼ、2分後まで焙煎→酸味を引き出す
- 少しクールダウンしてから2口目を確認するよう指示
→ストロベリーのフレーバー、エスプレッソコースではなかったもの
シグネチャービバレッジ
エスプレッソコースで感じるフレーバーとミルクビバレッジで感じるフレーバーをともに引き出し、そのコンビネーションの体験を提供。
1フェーズ
- エスプレッソ(エスプレッソコースで使用のもの)
- アールグレイティバニラアイスボール(21gアールグレイティを1Lのお湯に3分浸漬、バニラビーンズを入れ、その後凍らせる)
1口目:エスプレッソコースで感じたフレーバー、特にアールグレイティ、バニラ
2フェーズ
- ストロベリーインフュージョン40ml(2時間加熱したもの)
- ピーチインフージョン(200gピーチ、10gリュウゼツランのネクター、100g湯 30分ボイル)
- エスプレッソ(カプチーノコース使用のもの)2ショット
- これらを1フェーズのドリンクに20gずつ加える
2口目:カプチーノコースで感じたフレーバー
3フェーズ
- ミルク10ml
3口目:ミルクにより、全てのフレーバーがコネクトする
A.R.C Coffeeについて
John Ryan Tingバリスタは、シンガポールのA.R.C Coffeeの統括マネージャーです。
A.R.C Coffeeのフルネームは、「Academy, Roastery, Café」です。
ラテアート教室、抽出方法の勉強会、バリスタトレーニングなどのコーヒーに関する講座を提供するとともに、焙煎から、カフェサービスの提供までを行っています。
A.R.C Coffeeの「A=Academy(アカデミー)」について
コーヒーに関する講座を数多く提供しています。
ジョン・リャン・ティンバリスタは、シンガポール国内の大会で輝かしい経歴の持っています。
- 2008年 シンガポールのバリスタ大会 優勝
- 2009年 シンガポールのバリスタ大会 優勝
- 2015年 シンガポールのバリスタ大会 優勝
- 2016年 ブリュワーズカップ優勝
また、A.R.C Coffeeのその他のメンバーも素晴らしい面々ぞろいです。
Rodman Chanバリスタ(ロドマン・チャン)
- 2017年 シンガポールのブリュワーズカップ 優勝
- 2017年 カップテイスターズ 優勝
- 2017年 ワールドカップテイスターズ 9位
他にもラテアート大会で輝かしい成績を残しています。
より詳しい情報は公式サイトで確認できます。
http://www.arccoffee.sg/about-us.html
A.R.C Coffeeで働いているメンバーの経歴が素晴らしいため、コーヒーに関する講座のレベルも高いことが期待できるでしょう。
A.R.C Coffeeの「R=Roastery」について
これは、John Ryan Tingバリスタのプレゼンテーションを見るのが一番手っ取り早いでしょう。どのように焙煎にもこだわりを持っているのか、拝見しましょう。
上に述べたプレゼンテーション 焙煎へのこだわりはの通りです。
A.R.C Coffeeの「C=Café」について
スタイリッシュなA.R.C Coffeeの紹介動画を見つけました。ご覧ください。
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